第0章: プロローグ(地球)

(ENG/Arabic)

地球はここ何世紀も、落ち着かない状態が続いていた。戦争や腐敗、汚染、飢餓によって、多くの人々が望ましくない状況で生活することに慣れてしまってから、もう2世紀ほどになる。技術の進歩により、人々は非常に強引な方法で支配されていた。

コングロマリットと言われる強力な複合企業が政府を味方につけ、土地と人々を牛耳っていた。

国家同士の争いは次第に行き詰まり、戦利品や和解などというものが得られることはなかった。戦いの傷跡は絶望へと変わり、三大大陸にある自由な国家は、前進を願って部隊を統合しようとしていた。そしてあらゆる場所で、みな誤った自由の概念を持ち続け、日々の生活を送るので精一杯だった。

三つの組織的な大陸国はお互いを快く思っていなかったが、コングロマリットを存続させる計画で協力していた。政府は世界統一に向けて動いていたが、新世界の懐疑派が率いる世界中の反対運動により、そのような話はなくなってしまった。

世界中のリーダーたちは、数十年すれば世界は変わると約束した。数年間は、B.G.A(全世界同盟前)と呼ばれる新時代が幕を開け、全国家統一の最初の一歩の象徴となった。多くの人々はこれらの出来事により、世界がユートピアになると思っていた。

三大陸国家が無事に統一され、バラバラだった金融システムが統一通貨へと変わった直後、世界経済は大打撃を受けた。その後検閲が厳しくなり、政府の空っぽの公約の実現の可能性はほぼなくなった。対立は弱まり、抗議活動は消滅し、10年のうちに世界の言語は一つになった。科学が急激に世界を変え、肉体労働を避けて幸運をつかむために、様々な種類の専門家が現れた。

三大陸国家であるメソア、イジェア、神国は、停戦を求める条約を作るために協力し、一般市民の武装解除が実施された。時が経つにつれ、これらの超大国は一般市民の金を使い、社会的に、経済的に、そして技術的に拡大するために競い合うようになった。科学的発明を大々的に取り上げるための資金として、市民には重い税金が課せられた。

この活動に参加した大陸国家の一つが神国である。ここは、コグロ、ジョング、ヤマト、テットという4つの国が合併してできた国だ。

文化的に豊かな大国が、何百万年も世界を支配したと噂される古代生物のものと思われる骨を発見したことにより、科学立国となった。これにまつわる伝説は世界の注目の話題となり、科学者たちは真実を探し回った。

次: 第1章: プレリュード (上陸)…

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